掘割が作り出すまち並み
九州旅行が初めてなら、博多でのショッピングはもちろん、熊本城や佐賀牛も欲張りに楽しみたいですよね。実は、そんな方にぴったりの「賢い」旅のスタイルがあるんです。それは、「柳川」を2泊3日の拠点にすること。柳川といえば「川下り」が有名ですが、実は立地も抜群。熊本や佐賀へのアクセスが良く、移動時間をぐっと短縮できる隠れた拠点なんです。福岡市内でレンタカーを借りて出発すれば、毎日重い荷物を持って移動する必要もありません。この攻略ガイドを参考に、九州北部の魅力を深掘りするドライブ旅へ出かけましょう!
福岡市内でレンタカーをピックアップしたら、ナビを「西鉄柳川駅」にセットして出発進行!九州自動車道を南下し、「みやま柳川IC」で高速を降ります。ドライブ時間は約1時間〜1時間半ほど。あっという間に水郷の街、柳川に到着です。

柳川に到着してまず味わいたいのは、何といっても名物の「うなぎのせいろ蒸し」。一般的なうな丼とは違い、タレをまぶしたご飯の上に蒲焼をのせ、せいろでもう一度蒸し上げるのが柳川流です。熱々の湯気とともにうなぎの旨みと秘伝のタレがご飯にじっくり染み込み、一口食べればその芳醇な香りの虜になるはず。
まずは駅周辺の駐車場に車を停めて、お気に入りのお店で柳川の旅を贅沢にスタートさせましょう!

お腹を満たした後は、柳川観光のハイライト「川下り」へ。船頭さんが巧みに竿を操るどんこ舟に揺られ、お堀をゆっくりと進みます。船頭さんが歌う民謡に耳を傾け、柳の木々が揺れる橋の下をくぐり抜ければ、そこには柳川ならではの情緒あふれる風景が広がっています。

下船後は、柳川藩主の別邸である「柳川藩主立花邸 御花」へ。美しい名勝庭園や優雅な歴史建築をじっくり鑑賞しましょう。その後は「三柱神社」までお散歩。歴史を感じる荘厳な雰囲気と、レトロでロマンチックな空気感に包まれながら参拝を楽しんでください。
夕方の観光を楽しんだら、駅周辺で車をピックアップして、今夜の宿へチェックイン。夜の柳川は、昼間の賑わいが嘘のように静まり返り、水郷特有のゆったりとした時間が流れます。明日の旅に備えて、静かな夜の空気の中で心ゆくまでリラックスしましょう。

朝食を済ませたら、車を南へ走らせて熊本市へ(所要時間:約1時間〜1時間半)。最初の目的地は、日本三大名城の一つに数えられる「熊本城」です。熊本地震による甚大な被害から復興を遂げ、力強く再建されたその姿は、訪れる人々に感動を与えてくれます。漆黒の天守閣と「武者返し」と呼ばれる高くそびえる石垣は迫力満点。城下から見上げれば、戦国時代の歴史の重みと、震災を乗り越えて進む街の力強いエネルギーを感じられるはずです。

熊本に来たなら、ご当地グルメも外せません!ランチのおすすめは、濃厚なスープに焦がしニンニクの風味がガツンと効いた「熊本ラーメン」。より地元らしさを味わいたいなら、新鮮で甘みのある「馬刺し」や、適度な霜降りと赤身の旨みが絶妙な「あか牛丼」も外せません。お腹をしっかり満たして、午後のアクティビティに備えましょう。

午後のプランは、気分に合わせて2つのスタイルから選べます。 ゆったり過ごしたい方は、市内の「水前寺成趣園」へ。富士山を模した築山が美しい桃山式の回遊庭園を歩けば、都会の喧騒を忘れてリフレッシュできます。

体力と時間に余裕があるなら、思い切って阿蘇方面へハンドルを切るのもおすすめ(市内から約1.5時間)。広大な大草原が広がる「草千里ヶ浜」で深呼吸し、噴煙を上げる中岳を遠くに眺めれば、熊本が誇る大自然のパワーを肌で感じることができます。
熊本での充実した一日を終えたら、現地で夕食を済ませてから柳川へと戻りましょう。拠点にしている柳川の宿に戻ってゆっくり休み、最終日に向けてエネルギーをチャージ!

©佐賀県観光連盟
最終日の朝、柳川をチェックアウトしたら車を西へ走らせて佐賀県へ(所要時間:約30分)。まずは、本丸御殿を復元した圧巻のスケールを誇る「佐賀城本丸歴史館」で、幕末維新をリードした佐賀の歴史に触れてみましょう。

©佐賀県観光連盟
また、お子様連れや体験型スポットがお好みなら「佐賀バルーンミュージアム」がおすすめ。大迫力のシアターやシミュレーターを通じて、熱気球の仕組みや魅力を体感できます。この街とバルーン文化との熱い絆を感じられる、佐賀ならではのスポットです。

©佐賀県観光連盟
佐賀に来たなら、トップクラスの和牛「佐賀牛」は絶対に外せません。きめ細やかな霜降りが均一に入った「艶さし」が特徴で、口に入れた瞬間に広がるとろけるような甘みと濃厚なコク、それでいて後味は驚くほど上品です。
おすすめの料理は、表面をカリッと焼き上げ、肉汁を閉じ込めたステーキや焼肉。また、薄切り肉をさっとくぐらせるすき焼きやしゃぶしゃぶも、そのとろけるような柔らかさを存分に堪能できる至福の選択肢です。

©佐賀縣觀光連盟
福岡へ戻る前に、少し足を延ばして「武雄温泉」でひと休みしましょう。佐賀市内から車で約35〜40分。シンボルである朱塗りの「楼門」をバックに記念撮影をしたら、歴史ある温泉街へ。 「美人の湯」として名高い武雄の湯は、肌にしっとりと馴染む柔らかな質感が特徴。3日間のドライブで溜まった疲れが、温かな湯船に溶け出していくような開放感を味わえます。心身ともにリフレッシュして、軽やかな気分で福岡への帰路につきましょう。
お土産と思い出をたっぷり車に詰め込んで、高速道路経由で約1時間半〜2時間かけて福岡市内へ戻ります。返却前にガソリンを満タンにするのをお忘れなく。 車を返した後は、そのまま空港へ向かうもよし、市内で最後のお買い物をするもよし。福岡・熊本・佐賀を駆け抜けた最高のドライブ旅の締めくくりです。
柳川を拠点に選ぶことで、福岡の活気、熊本の雄大さ、そして佐賀の繊細な魅力まで、北九州のいいとこ取りを叶えることができます。 次の九州旅行では、柳川を「通り過ぎるだけの場所」にするのはもう卒業。数日間滞在して、歩みを緩めてみてください。きっと、この水都が持つ本当の美しさと深みに出会えるはずです。
ゆったり贅沢な時間を過ごす
水郷柳川の川下り